DCモーターからACモーター(インバーターモーター、ベクトルインバーターモーター、サーボモーター)への入れ替えに関して
DCモーターは電圧に対しての回転特性が安定しており、扱いやすいですが、ブラシや整流子が部品の構成に含まれているために、ノイズや回転のムラなど、機械的な劣化の問題があります。そのため、現在モーターアンプをつくるメーカーが少なくなってきています。
- 今お使いのDCモーターが故障して代替品が無くお困りの方
- ACモーターに変えたいが、これまでの通りの制御ができるACモーターを求めている方
- ご利用されている機械のDCモーターが故障する前に手打おきたいと考えている方
今主流となっているACモーターでもDCモーターと同じように制御することが可能ですので、入れ替えをご希望の方は当社までご相談ください。
実績として、 製鉄所のサイドガイドのDCモーター(220V,50kW)をACモーター(440V,90kW)と制御盤の入れ替え業務や シャーラインのDCモーター(200kW)をACモーター(200kW)に入れ替えしております。
ACモーターの始動方式の変更に関して
弊社では
リアクトル・スターデルタ・コンペン始動法をインバーターモーター、ベクトルインバーターモーター、サーボモーターに置き換えます。
置き換えをお考えの方は是非ご相談ください。
■インバーターモーター
インバーターモーターとは、回転速度を連続的に・なめらかに変えることのできるモーターです。それを可能にしているのがインバーター装置で、インバーター装置は電流の周波数に応じて回転速度を変えることができます。つまり「電流の周波数の制御を行うだけで、簡単にモーターの回転速度を制御できる」というわけです。
■ベクトルインバーターモーター
一般的なインバーターでは、電圧と周波数はほぼ比例して増加します。なぜ「ほぼ」かと言うと、ACモーターの2次電流(トルクを生み出す電流)は直接検出することができないため、「大体の感じ」で調整・制御しているからです。しかし、それではDCモーターほどのトルク特性は期待できません。
そこで、「ベクトル制御」という技術が生み出されました。ベクトル制御は、モーターの1次電流・1次電圧・周波数・すべり周波数を検出することにより、ベクトル演算によって2次電流を計算します。そうして、計算した2次電流にもとづいてDCモーターのようにフィードバック制御を行うため、優れたトルク特性を実現できたのです。
■サーボモーター
サーボモーターは、モーターの状態を検出するセンサーや、指示通りに動くよう制御するための回路などを備えたモーターです。指令の再現精度には厳しい条件があり、精密機器やロボットなどで広く利用されています。サーボモーターの「サーボ」とは「召使い」のような意味で、「指令の内容に基づいて動く」というサーボモーターの特性を表しています。